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『イチローや上原も!? メジャーFA選手の所属先が決まらないワケ』 ~ みんなの感想まとめ

日本のプロ野球以上に選手の入れ替わりが激しいアメリカのメジャーリーグ(以下MLB)。ワールドシリーズが終了すると各球団は補強のためにFA選手の獲得に尽力しますが、昨オフから停滞気味になっています。
 
そのため、2017年オフにFA権を取得した選手たちで今季の所属先が決まっていない選手は2月7日時点でなんと100人以上というまさかの事態に。その中には日本人メジャーリーガーのダルビッシュ有、イチロー、上原浩治らも含まれています(ダルビッシュはその後、カブスとの契約合意の報道がありました)。
 
いったいなぜ、MLBのFA選手市場がこんなに冷え込んでいるのか……その理由をまとめてみました。
 

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【MLB】イチローに心酔、29歳強打者が激震マーリンズに残留決断した理由 《マルセル・オズナ、クリスチャン・イエリッチ、ジャンカルロ・スタントン》

 新たな経営陣に移り、オフに次々と主力を放出しているマーリンズ。昨季本塁打と打点の2冠に輝き、MVPを受賞したジャンカルロ・スタントンをはじめ、クリスチャン・イエリッチ、マルセル・オズナのメジャー屈指の外野トリオ、盗塁王のディー・ゴードン内野手をトレードしたほか、J.T.リアルミュート捕手らも移籍を志願しているという報道も出ている。 

 激震のオフを迎えているチームにおいて、あえて残留を決意した男がいる。ジャスティン・ボーア内野手だ。昨季限りで契約満了となったイチロー外野手に心酔するあまり、今オフには来日し、合同自主トレを敢行したスラッガーはなぜ残留を決めたのだろうか――。地元紙「マイアミ・ヘラルド」にその心境を明かしている。 

 10日(日本時間11日)に行われたファン感謝イベントに参加したというボーアは、大変革を迎えているチームに残留した理由について、こう語ったという。 

「僕はマイアミでの日々を楽しんでいるんだ。ここが僕がいたいと思う場所なんだ。(現状については)ポジティブになることも、ネガティブになることも選ぶことができる。個人的には間違いなくポジティブなことなんだ。多くの選手がチャンスを手にできる機会だと思う。僕のようなね」 

 経費削減を目的に多くの選手を放出しているマーリンズにも前向きな姿勢を見せているボーア。昨季記録した打率.289、25本塁打、83打点はいずれもキャリアハイで、ここまで4シーズンプレーしてきたチームでさらなる飛躍を目指す決意を見せている。 

 以前は“イチローイズム”を継承していくことにも言及。「イチロー以上に野球というものを教えてくれる存在はいないんだ。彼の所作を見ている。この瞬間に、この時期に何をすべきかということをね。デーゲームでもナイターでも関係ない。毎日一貫している。彼がこのチームにいてくれることが、チーム全員にとって幸運なんだ。彼こそが主役なんだよ。僕にとっては常に刺激を与えてくれる存在だ」。そんな29歳は再建が進む中でも自分のすべきことに全力を尽くし、若手主体のチームを牽引していく覚悟のようだ。

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イチロー、MLB全体767位の厳しい評価「名高いキャリアは終末が迫ってる」 『マーリンズ、限り、異常事態』

 メジャーリーグのFA市場は例年に比べて流れが遅く、選手会が未所属選手のためのキャンプ開催を準備するなど、“異常事態“となっている。昨年限りでマーリンズとの契約が満了し、FAとなったイチロー外野手の去就も決まってない。MLB公式サイトが「ファンタジーベースボール」のために作成した選手ランキングでは、全804人の中で767位、外野手でも196位と厳しい評価となっている。

 2015年にマーリンズに移籍してからは、4番手の外野手という立場ながら、存在感を見せてきたイチロー。1年目は主に途中出場ながらチーム最多の153試合に出場。打率.229と低迷しながら、若手からの尊敬を集め、チームに大きな影響を与えた。2年目の16年には打率.291と復活を果たし、メジャー史上30人目の通算3000安打も達成。昨年はメジャー最強とも称されたレギュラー外野トリオが好調だったため、出場機会に恵まれず打率.255に終わったものの、代打でのメジャー最多安打記録にあと「1」と迫るなど“新境地”を見せた。

 しかし、デレク・ジーター氏らが新オーナーに就任したマーリンズは若返りに舵を切り、イチローの2018年の契約延長オプションを行使せず。ヤンキースでチームメートだったジーター氏は、イチローに敬意を払い、直接決断を伝えたと報じられている。その後、オフのFA市場は史上稀に見るスローな動きとなり、多くの選手が未所属の状態。44歳のイチローもメジャーに残れるか、微妙な状況となっている。

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イチローの契約が決まらないもうひとつの理由。「偉大すぎて敬意を欠く」(日本、高須克弥、周年記念競走)

イチロー(43)の2018年シーズンのプレー場所がまだ決まっていない。

 先日、シアトル郊外で行われた大リーグのトライアウトに顔を出すと、駆けつけたメジャーのスカウトの中に、知った顔があった。

 終わってから、しばし雑談。イチローの話題になったとき、「キャンプまでには決まるんじゃないか。まだ、外野のマーケットがさほど動いていないから」というスカウトがいる一方で、「難しいかもしれない」というスカウトもいた。

「例えば、マイナー契約でもいいなら、簡単なことだ。でも、それをイチローに対して出来るか?」

 確かに、チームにとって、マイナー契約を交わして春のキャンプに招待することにリスクはない。戦力になると判断すれば、そのままメジャー契約すればいい。ダメだと思えば、メジャー契約をしなければいいだけのこと。

 ただ、対象が、記録と記憶に彩られたキャリアを誇り、引退すれば、殿堂入りは間違いないといわれるイチローとなると、話が違ってくるーー。

「あのイチローにマイナー契約をオファーするのは、敬意を欠く行為にもなるのではないか」

 2015年1月、マーリンズもずいぶん悩んでいた。イチローに、控え外野手の役割をオファーしようとしていたのだ。

 当時のGM(ゼネラルマネージャー)で、その年のシーズン途中からマーリンズの監督を務めたダン・ジェニングス(現ナショナルズスカウト)が、こんなふうに振り返ったことがある。

「マーリンズには、外野に3人のレギュラーがいた。それは固定だった。ということは、イチローが来ても、ポジションを奪うチャンスさえ与えることができない。控え外野手として契約したい、と申し出るのは失礼なんじゃないかとか、いろいろ考えたよ」

 ただ、「そのことを納得した上で来てもらう必要があった。そこは交渉の時、何度も念を押した」とジェニングス。「結果として、断られても仕方がないと考えていた」そうだが、イチローはすべてを理解した上で、入団を決意した。

「彼は、本当のプロフェッショナルだった」

 では今回、イチローにマイナー契約をオファーすることは、本当に敬意を欠く行為なのか。そもそもイチローは、それを受け入れるのか。

 

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