マクラーレン

レッドブル首脳「ホンダと手を切ったのはマクラーレンのミス」 《ルノー、今季、限り》

レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコが、マクラーレンがホンダとの関係を解消するという決断をしたのは大失敗だったと語った。

昨年限りでホンダとの関係を解消したマクラーレンは、今季はルノーから購入したPU(パワーユニット)を搭載してシーズンに臨んでいる。

先週末に行われた今季の第2戦バーレーンGPには3強チームと呼ばれるメルセデス、フェラーリ、レッドブルとの差を縮めることが目標だとして乗り込んだものの、予選も決勝もトロロッソ・ホンダのペースにすら及ばないという残念な結果に終わってしまった。

■マクラーレンが遅かったのはホンダだけのせいではなかった

「“アロンソさん”はレッドブルと戦いたかったのだが、トロロッソの後ろになってしまった」

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にそう語ったマルコは次のように続けた。

「マクラーレンのクルマはそれほどいいものではないし、彼らが遅かったのは単にホンダエンジンだけのせいではなかったんだ。ルノーを積んでからも彼らはストレートで一番遅いんだからね」

■ホンダを見限ったのはマクラーレンのミス

今年も開幕戦オーストラリアGPでは問題を抱えてしまったものの、ホンダPUは第2戦バーレーンではかなりのパフォーマンスと信頼性を発揮。予選6番手となったトロロッソのピエール・ガスリーは決勝でも2つ順位を上げ、2015年にエンジンサプライヤーとしてF1に復帰したホンダにとって最上位となる4位フィニッシュを達成している。

最近のうわさでは、レッドブルも来季からルノーに替えてホンダPUを搭載することになる可能性がかなり大きくなったと考えられている。

マルコは、マクラーレンがホンダを見限ったのは間違いだったと次のように付け加えた。

「彼らはこれからどんどんよくなるエンジンを失ったばかりでなく、大金を失うことにもなってしまったんだ」

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『豪GP5位入賞のアロンソ「マクラーレンならもっとやれる」』 ~ みんなの感想まとめ

【AFP=時事】25日に行われた2018年シーズンのF1開幕戦、オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2018)で5位に入り、ポイントを獲得したマクラーレン(McLaren)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が、チームの頑張りをたたえつつ、今後への期待を口にした。

 ルノー製のパワーユニットに切り替えて臨んだ新シーズン初戦、アロンソはレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)との争いを制して5位に入った。チームメートのストフェル・バンドーン(Stoffel Vandoorne)も9位入賞を果たし、名門は復活への明るい兆しをのぞかせている。

 ここ数年は低迷が続いていたマクラーレンだが、今季はホンダ(Honda)との提携を解消し、新たにルノーとのタッグで大きなインパクトを残そうと意欲を燃やしている。36歳のアロンソも、失意の昨シーズン限りでチームを去ることが確実とみられていたが、ホンダとの関係が打ち切られたことで契約延長を決めた。

 アロンソは「ここ数年は厳しかったけれど、冬というのは厳しいものだと思う。ルノーのエンジンに替わるのが決まったのはギリギリで、チームは急いでリアパーツの一部を再設計しなければならなかったけれど、こうして2台ともポイント圏内に入り、1台はトップ5に入れた。この結果は誇りに思っていいが、マクラーレンならもっとやれると思う」とコメントした。

 さらにアロンソは、これはまだルノー製パワーユニットでの1戦目にすぎず、チームの雰囲気はどんどん明るくなっていると話した。

「ここからの数レースでさらに改良が加わるだろうし、みんな少しだけ前を見始めている。次のターゲットはレッドブルだ。以前も言ったけれど、たぶんこのレースは僕らにとって最もパフォーマンスが期待できない大会だし、状況はこれからどんどん良くなっていくはずだ」【翻訳編集】 AFPBB News

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F1オーストラリアGP FP2:接戦の中団勢でトロロッソ・ホンダは16番手、マクラーレンは再び速さを見せる 『各チーム、レース、同時刻』

 F1オーストラリアGP、午後4時からのFP2も、快晴下で始まった。気温はさらに上昇し、29℃。路面温度も44℃に達した。日曜日の同時刻にレースが行なわれることもあって、各チームはセッション序盤からロングランを敢行する(日曜日は曇り、あるいは雨の予報だが)。ただし使用タイヤはバラバラで、スーパーソフトのハミルトンがトップタイム。ソフトのフェルスタッペンが100分の1秒差で2番手に付けた。

 中団勢ではルノーのカルロス・サインツJr.が7番手。FP1で信頼性が不安視されたマクラーレンは、序盤から順調に周回を続け、フェルナンド・アロンソ8番手、ストフェル・バンドーン10番手に付けている。 

 開始後30分過ぎ。今度はほぼ全車が、最も柔らかいウルトラソフトでのロングランに移行した。キミ・ライコネンが一瞬トップに立ったが、ハミルトンが唯一1分23秒台に入り、その座を奪い返す。

 コンマ2秒差でバルテリ・ボッタスが続き、再びメルセデスが1-2を形成した。しかしすぐにフェルスタッペンが2番手に上がり、ハミルトンのコンマ1秒差まで迫った。その後方ではロマン・グロージャンが、5番手ベッテルにコンマ2秒差の6番手タイムを叩き出している。

 開始後47分。今季最初の赤旗が振られた。タイヤの破片がコース上に散乱したためだが、誰のものかは不明だ。5分後に再開。1分28秒台で周回を重ねるハミルトンが、最も柔らかいコンパウンドでのロングランペースでは最速のようだ。ボッタスもそれに近いペースだが、何度か挙動を乱している。

 終盤には再び、3種類のコンパウンドが混在するロングランに。大きなトラブルやクラッシュに見舞われるマシンはなかったが、唯一ダニエル・リカルドはフロントサスペンションの交換を余儀なくされ、7番手に甘んじている。最多周回はブレンドン・ハートレーの41周だった。

 中団勢はグロージャン6番手、ケビン・マグヌッセン9番手のハースが光る速さを見せた、マクラーレンも午後はトラブルフリーで、アロンソ8番手、バンドーン10番手。

 トロロッソ・ホンダは、ハートレー、ピエール・ガスリーが16、17番手。終盤のロングランはハートレーはスーパーソフト、ガスリーはソフトで行なったが、ソフトのフォース・インディアよりわずかに劣った。一方でザウバーよりは速く、ウイリアムズとほぼ互角のペース。その辺りがトロロッソ・ホンダの、現時点での立ち位置といえそうだ。

 明日のメルボルンは朝から終日悪天候の予報で、午後5時からの予選時の降水確率は、今のところ100%となっている。

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『フェルナンド・アロンソ「開幕戦が今季のマクラーレンにとって最低なレースになるはず」とシーズン後半への”期待”を語る』 ~ みんなの感想まとめ

 昨年限りでホンダと袂を分かち、今季からルノー製パワーユニットを使うことになったマクラーレン。しかしオフシーズンテストではトラブルが相次ぎ、8日間で走った599周という距離は、全10チーム中最も少ないモノだった。そのためマクラーレンは、今週末の開幕戦オーストラリアGPに向け、慎重な姿勢を見せている。

 しかし、開幕戦でもし厳しい戦いを強いられたとしても、2018年シーズン中にはその戦闘力を大幅に高めることができるはずだと、同チームのドライバーであるフェルナンド・アロンソは考えている。

「今回は我々にとって、最低レベルのレースになるだろう」

 アロンソはそう語った。

「しかし、今シーズンの間には、大きく進歩を遂げることができるはずだと考えている」

「我々は他のチームと比較して、より大きな進歩を遂げるチームでなければならないと思う。ただ、新しいパワーユニットと合わせるのに、時間がかかるというだけだ。シャシーは、シーズン中に多くのアップデートを施すことを前提に設計されている。そして、最初の数レースの間にもアップデートがもたらされるはずだ」

「ここで見ることができることも重要であると思っている。もちろんだ。でも、僕らはどんどん良くなっていくだろう。シーズン後半には、強いマクラーレンになっていることを期待している」

 マクラーレンのテストプログラムは、ホイールナットの破損、油圧の問題、バッテリーの不具合、エキゾーストの問題とオーバーヒート……といった数々のトラブル発生に見舞われ、阻害されることとなった。

 このような状況にもかかわらず、アロンソの今季に向けた期待は衰えていないという。そして特に、マクラーレンは全ての問題に対処したことについて確信しているとアロンソは主張する。

「バルセロナでは何も変えられなかったと思う」

 アロンソはそう語った。

「テストでは浮き沈みがあったし、信頼性の問題も抱えた。でも、それらの問題には対処できたはずだ」

「難しい解決策ではなかった。でも、ファクトリーでの時間は必要だった。クルマは2月に新しくなった。テストはうまくいかなかったが、2週間連続でテストがあるため、再設計を行う必要がある場合は、テスト後まで待つ必要がある。それが、僕らのしたことだ」

「バルセロナ前のフィーリングと今のフィーリングは同じだ。僕らにとって、良いシーズンになるはずだし、今までより楽しめるポジションに戻ってくることができるはずだ」

「Q3には100%進出し、定期的にポイントを取り、トップ5を争いたいと思っている。願わくば、幾つかのレースで表彰台に近づきたい」

「去年はフォースインディアが最も表彰台に近い位置にいたのに、バクーではウイリアムズが3位になった。だから、そういうチャンスが来ることを知っているし、そういうチャンスが来た時にうまくやれたらいいと思う」

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『F1 Topic:昨年のマクラーレンのトラブルはホンダPUだけが原因だったのか』 ~ みんなの感想まとめ

 昨年、コンストラクターズ選手権9位に低迷したマクラーレン・ホンダ。その最大の原因は、ホンダのパワーユニットのパフォーマンス不足にあったことは周知の事実だ。遅々として進まないホンダのPU開発に業を煮やしたマクラーレンはホンダへ三行半を突きつけ、ルノーと契約を新たに締結した。

 ところが、今年の合同テストでマクラーレンは連日のようにトラブルに見舞われた。テスト初日のホイールナットの不具合は深刻なものではなかったが、2日目以降はパワーユニット関連にトラブルが相次いだ。エキゾーストクリップの破損(2日目)、バッテリーが原因による電気系統シャットダウンとハイドロ漏れ(5日目)、オイル漏れ(6日目)、ターボが不具合を起こしてオイル漏れ(8日目)。

 じつはマクラーレンは昨年のテストでも、トラブルを起こしていた。 
 昨年の2回目のテストの2日目、27周を走行したところで車体側に水漏れのトラブルが発生し、その後、修復したものの46周の走行にとどまった。

 翌日の3月9日にはバンドーンのマシンに電気系のトラブルが発生。最悪だったのは、チーム側が電源の供給元となっているパワーユニット周辺を疑ったため、ホンダのスタッフがバッテリーパックを交換。ところが、トラブルの原因は車体側にあったため、その後も何度も同じトラブルに見舞われるという事態を招いた。

 ホンダのトラブルばかりがクローズアップされたが、マクラーレンもトラブルを引き起こしていた。

 さらに今年のテストで見舞われたトラブルを見ていると、昨年のパワーユニットのトラブルも、じつはマクラーレンの車体にトラブルを誘発させるなんらかの原因があったのではないかとも考えられる。というのも、ルノーPU勢の中で何度もトラブルに見舞われていたのがマクラーレンだったからだ。

 例えば、昨年ホンダが悩まされたオシレーション(共振)だ。これはホンダのPUの振動も大きく関係しているが、振動は駆動系のすべてのパーツから発生する。

 ギヤボックス、ドライブシャフト、タイヤも含めた振動がPUの振動とある一定の周波数で共振したことが原因だったのだが、ホンダのPUを搭載しているのはマクラーレンだけだったため、オシレーションの原因はホンダのPUにあるかのように思われてしまった。

 ところがルノーPUはマクラーレンだけでなく、ルノーもレッドブルも搭載しているが、同じようなトラブルは起きていない。PUとギヤボックスの間に接続させているインプットシャフトの設計に問題があると考えられる。

 またバッテリーの問題はマクラーレンの空力を優先しすぎたために厳しくなった冷却系に問題があると考えられる。そのため、マクラーレンはテスト中にも関わらず、突貫工事でカウルに空気の排出口を設けていた。じつは昨年もマクラーレンはサイドポンツーンの上、コクピット脇に長方形の穴を空けるという突貫工事をテスト中に行なっていた。

 あまり報道されていないが、あるスペイン人ジャーナリストによると、テスト最終日にもトラブルを引き起こしたチームに、アロンソは激怒していたという。もしも、開幕戦でもマクラーレンが再びトラブルに見舞われれば、アロンソの怒りは無線とともに、私たちも耳にすることになるだろう。

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【F1テスト2・4日目】ホンダは速さと安定感を備えた フェラーリ、マクラーレン、ルノーが速さを見せる(竜星涼、横浜F・マリノス、J1リーグ)

スペイン・バルセロナサーキットでの第2回プレシーズンテスト最終日となる4日目、連日トップタイムを記録したのはフェラーリだった。

フェラーリはキミ・ライコネンが157周を走行。ランチ前にハイパーソフト(ピンク)を履いて、17秒台となる1分17.221秒を記録した。速さも信頼性も十分な準備ができたようだ。

■残り15分でドラマ・・・フェルナンド・アロンソが17秒台

午前中、マクラーレン・ルノーのフェルナンド・アロンソはわずか7周でターボのトラブルに見舞われてしまい、ガレージの中で過ごすことになってしまった。

しかしパワーユニットを積み替えた後は距離を稼ぎ、計8日間のテストも残り15分となった時にドラマが起こった。

ハイパーソフトタイヤを装着したフェルナンド・アロンソが1分17.784秒というタイムを叩きだしたのだ。17秒台に入ったのはフェラーリとマクラーレン・ルノーだけだ。フェラーリとの差はわずか0.5秒。マクラーレン・ルノーは速さがあることを示し、93周で最終日を終えている。

■ルノーはギアボックストラブルも3番手

午前中、ルノーはまた困難に直面した。カルロス・サインツのマシンにギアボックスの不具合が見つかったのだ。修復された後、チームはニコ・ヒュルケンベルグが事前の計画どおりに引き継ぐのではなく、失った時間を補うためにサインツを走らせるという決定を下した。

そのサインツはハイパーソフトを装着して、ライコネンのベストラップから約0.9秒落ちという3番手タイムを記録した。

■ウィリアムズはクビサがシートを譲る

ウィリアムズでは、この日ドライブする予定だったロバート・クビサは、レースドライバーのランス・ストロールとセルゲイ・シロトキンの若いレギュラードライバー2人に新シーズンに向けて経験値を上げさせるために自らの走行時間を譲る決断をした。

メルセデスは、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスがラップタイムを狙うのではなく、より硬いタイヤコンパウンドで走ることに重点を置いており、2人で201周を走行した。

■トロロッソ・ホンダ、156周で信頼性十分

トロロッソ・ホンダはこの日、2レース分以上にあたる156周を走行して7番手タイムでテストを終えた。スピードとしては中団を争う上で十分な速さを持っており、ホンダのパワーユニットは年間3基という厳しいパワーユニット使用制限にも耐えられるだけの信頼性の高さを示した。

F1開幕戦オーストラリアGPは2週間後に迫っており、各チームはテストで得られたデータを基にクルマを微調整してくることだろう。

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「トロロッソ・ホンダは2018年のうちにマクラーレンを超える」とチーム代表が自信(三菱・デリカD:2、スズキ、セブン&アイ・ホールディングス)

 スクーデリア・トロロッソのチーム代表フランツ・トストが、2018年シーズンを終えるころにはトロロッソ・ホンダのパッケージはマクラーレン・ルノーよりも高い競争力を発揮するようになると自信を示した。

 今年、マクラーレンとトロロッソはパワーユニットパートナーを交換するような形になり、マクラーレンはルノー、トロロッソはホンダと組んで、新たなスタートを切った。

 プレシーズンテスト8日間のうち6日が終了した段階で、トロロッソ・ホンダは順調に周回を重ね、プログラムを進めているが、マクラーレンは連日トラブルに見舞われ、十分な走行ができずにいる。

「ホンダのエンジンには満足している。素晴らしい仕事をしてくれていると思う」とトストはSky Sportsに対して語った。

「彼らは非常に競争力の高いパッケージをもたらしてくれると私は確信している」

「今シーズンのなかで(ライバルたちに)追いつき、シーズンの終わりには高い競争力を持つマシンを手にすることができるはずだ」

「我々は中位グループの上位に立つことを目指している」

 トストはトロロッソ・ホンダはいずれはマクラーレンを超えることができると断言した。

「マクラーレンのことは気にしていない。最終的に彼らより我々の方が強力なパッケージを手にすることができると私は確信している」とトストは語った。

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マクラーレン、テスト2日目もトラブル発生。チームはエンジン交換を決断【VERBAL、サッカー日本女子代表、光石研】

 F1バルセロナ合同テスト後半2日目、マクラーレンはまたもトラブルに見舞われている。

 マクラーレンはこの日、フェルナンド・アロンソが走行を担当。しかし、47周を走ったところでマシンにトラブルが発生し、エスケープロードにマシンを止めた。前日に続いてのトラブルである。

 アロンソのトラブル原因はオイル漏れとチームは認めている。この影響でチームはエンジン交換を決断。すでに作業に入っているという。

 なお、トロロッソ・ホンダの2日目はブレンドン・ハートレーがドライブを担当。ハートレーはスピンを喫して赤旗の原因となったが、自力でコースに復帰することができている。

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マクラーレン「ルノーパワーユニットへの換装は大変。その作業は今も続いている」 『両者、コンビ復活、黄金期』

 昨年まで3年にわたってホンダのパワーユニット(PU)を使ってきたマクラーレン。1988年~1992年の黄金期のコンビ復活ということもあり、両者のコラボレーションには大きな期待が集まった。しかしながらその3年間は両者共に苦しみ、満足いく成績を残すことができなかった。

 その結果マクラーレンは昨年限りでホンダと袂を分かち、今季からルノー製PUを使用することとなった。ルノーのPUはレッドブルも搭載しているものであり、大幅な戦闘力アップが期待されたが、バルセロナで始まった公式テストの第1回目にはトラブルが相次ぎ、不安な船出となった。

 同チームのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエに、ホンダとルノーの違いについて尋ねると、次のように語った。

「多くの期待がある。しかし、今現時点でそれがどんな期待であるか、描くことはしない」

 そうブーリエは語った。

「まず我々がどこにいるのか、理解する必要がある。まだそれを判断するには時期が早すぎる」

「我々はマシンを評価する必要がある。データとしてフィードバックする必要があり、元々描いていたモノとの相関関係を確認しなければならない」

 ブーリエはルノーのPUを学習している最中だと語る。

「我々はルノーと共に学習し、仕事を進めている。言語も違うし、スイッチの位置も異なる。しかし、1.6リッターのV6エンジンがエネルギーを生み出している。これまでとはやり方は異なるが、今の所いい感じで進んでいる。ルノーとの関係も良好だ。両者とも、一緒に働くことには満足している」

 ルノーのPUとホンダのPUは、レイアウトのコンセプトが異なっている。そのため、積み替えるのは容易ではないと言われている。これについて尋ねると、ブーリエは次のように語った。

「それは、再設計についてあなたがどのくらい大変だと考えているかによる。ただ、やり始めた時と比較すれば、その答えは”イエス”だ」

「リヤエンドを、完全に作り替えなければならなかった。エンジンの後方にターボが付いているため、それを収めるために、ギヤボックスを後退させなければならなかったのだ」

「これについての作業は、今も行われている。我々は挫折したわけではない。しかし、それを行うためには、しばらく時間を費やさねばならなかった」

 マクラーレンの苦労は続いている。このインタビューが収録されたのは、第1回目のバルセロナ合同テストでのことだったが、6日から始まった2回目の合同テストでも、マクラーレンにはトラブルが頻発。セッション開始早々にマシンをストップさせてしまうなど、再び心配なスタートとなった。

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『マクラーレン、熱問題に苦しむ!? カウルに冷却用スリットを新設するも、テスト後半でも問題頻発』 ~ ヤフーユーザーの意見まとめ

 第1回のバルセロナ合同テストでトラブルが相次いだマクラーレン。これに対処すべく、チームはカウルに冷却用の開口部を設けた。しかしながらテスト後半の初日にもトラブルに見舞われ、午前中には2度もストップ。午後には油圧漏れでコース上に停止するシーンがあった。

 2回目のバルセロナ合同テスト初日、マクラーレンはエンジンカウルに3カ所の開口部が開いたバージョンを持ち込んだ。この開口部は、ルノーのパワーユニットの様々な特性に対応するための、緊急処置であるとみられる。

 マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、motorsport.comに対して次のように説明した。

「我々は新しいエンジンパートナーの、新しいパッケージに取り組んでいる。そのため、熱がこもる場所を特定しなければならない」

「我々はクルマ内部の冷却を再設計するために他の方法を検討する一方で、現在は幾つかの応急処置を使っている。これを実際に使い続けるかもしれないが、まだ我々にも分からない」

「ダクトを再設計する必要があるかもしれない。ただ、それは正常なことだ。エンジンだけでなく、マシンそのものも新しいのだから」

 ブーリエは、今回の問題は重大なモノではなく、小さな修正で解決できると考えている。

「重大なことではない。どこかに保護を追加するだけでいい」

「幾つかのチームは、本格的なテストベンチを持っている。だから彼らは、完全なクルマを走らせることができるようなモノなので、そういう問題を事前に検知することができる。他のチームにはそれができないから、問題を見出すためには、実際に走行する必要があるのだ」

 この日も満足に走行することができなかったマクラーレン。しかしながらブーリエは、これまでの進歩に満足し、マシンが目標を達成したと主張する。

「我々は毎年新しい目標を定めている。これまでのところ、我々はそれを達成することができた。同じようにコース上でも、それが達成できると理解している」

 そうブーリエは語った。

「どのチームの前にいればいいのか、それは私には分からない。なぜなら、誰もが実力を隠していると考えているからだ」

「しかしクルマは良いし、コース上では堅実であるように見える」

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